文構造をどう把握するのか 1
みなさん、こんにちは。
Atlanta Kaneshiroです。
記事の更新が遅れてしまって申し訳ありません。
この回から少しずつ「文構造をどう把握するのか」についてお伝えしていこうと思います。
繰り返しになりますが、英語の勉強方法はこれに尽きます。しっかりと一文一文の構造を把握して、単語力をつければ大概の問題は解けます。さらにその技術はそのまま長文読解にも生きてきます。ぜひ習得してください。
手順
①副詞を( )でくくる。また、前置詞+名詞も( )でくくる。間に冠詞や形容詞があっても構いません。これらは文構造上の役割はないので、和訳する直前まで出番はありません。ひとまず無視しておきましょう。
②次に主語と動詞を決定し、それぞれにアンダーラインを引いてSとⅤというように書きます。実はこの作業一つを取ってももっと複雑なことがありますが、そのあたりについてはまた別途記事に書くことします。
③文全体の動詞の後ろがどのような構造になるのか考えます。例えば、その動詞がplayであった場合、この動詞は他動詞で後ろに目的語Oが続くことが分かっている(辞書参照)ので目的語にあたる名詞に下線を引き、Oと記します。
まだまだお教えしなくてはならないことがたくさんありますが、ここで例文を使って練習してみましょう。
I play the guitar in my room .
はい、この文はどのような構造になっているでしょうか。
一緒に確認していきましょう。
I play the guitar (in my room) .
S V O
みなさん、このように書けましたでしょうか。
ここでワンポイントアドバイスです。
Oを書く位置についてですが、不思議に思われた方も多いかもしれません。
きちんとした理由があります。
英語において、目的語になりうる品詞は名詞のみです。
下線はtheから引いていますが、「この文全体の目的語は?」と聞かれれば、当然答えは「guitar」となります。
今回は基本中の基本を説明しました。
さらに複雑な文が登場しても対応しうるだけの技術を今後提供していきます。
次回もよろしくお願いします。
英語の勉強法は一つ
やはり、英語のことがすぐ頭に浮かびました。ずばり、「英語はどう勉強すればいいのか」。
世の中には様々な意見がありますね。単語を覚えろ、多読しろ、文法問題を解きまくれ…。
私は一つしかないと思っています。
一言で言えば、「精読」です。
英文一文一文に対して、文構造を把握するという練習をひたすら繰り返します。
当然、主語や動詞などの記号を振るわけですが、そうしてできた設計図をもとに和訳することも大切です。
これは和訳をすることで、単語力強化に繋がります。
また、準動詞の意味上の目的語なども把握することで、文法力も鍛えられます。
ルールの細かい用法の使い分けも身に付けることができますね。
大学受験に向けた勉強を本格的に始めようという方に、オススメの問題集を紹介します。
「入門英文解釈の技術70」
というものです。
まずは1日3題を目安に取り組んでみてください。
英文一文一文を正確に読み取れて和訳ができたとしても、それが何の役に立つのか。世の中の英語の問題というのはほとんどが長文で構成されているではないか。私立大学やセンター試験はマーク式ではないか。こうした意見をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
その通りだと思います。
しかしそうではない、というのが私の意見です。
我々は日本人として産まれてしまった以上、日本語と英語の間における語順の苦しみからは抜けられないのです。
頭から長文を読んでいってその通りに理解できればそれがベストです。
現に私はシンガポールのインターナショナルスクールと日本人学校の両方に通った経験から、ネイティブの気持ちも日本人の気持ちも理解していると自負しております。
日本人が入試の超長文を読むことを考えたとき、ネイティブスキルを身につけるよりも、文構造を瞬間的に把握し訳し出す方が圧倒的に速く正確であると思います。
上記にて紹介した問題集を購入いただいて実際に解いてみるとわかりますが、ここではいくつか文構造についての記号の振り方について次回の記事にてレクチャーします。
ガイダンス
みなさんこんにちは、Atlanta Shirakashiです。
記念すべき初回投稿はガイダンスっぽく書かせてもらおうかと思います。
私は主に学習塾Eにて講師の仕事をしております。小学校3年生から高校3年生まで幅広く教えています。その中で、日頃から担当生徒さんに口酸っぱく言っていることや、勉強・進路のことについて役立つ情報があれば、このブログにてお伝えできればと思っています。
具体的なアドバイスについては英語がメインになります。受験を考慮すると、英語という科目が文系理系を問わず最も大事になります。しかしそれでいて中高生のみなさんの中には苦手意識をお持ちの方が多いのではないでしょうか。そんな不安や負担を少しでも減らせればと思っています。
それでは次回投稿よりよろしくお願いいたします。